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感想:『伝わる・揺さぶる!文章を書く』

伝わる・揺さぶる!文章を書く

著者の名前がとても怪しいので警戒していたが、とても骨太な文章術の本。

「相手の立場に立って考える」「論点はどこなのか意識する」など、当たり前かなと思う内容から、「説得するときは相手に反対理由を聞いてみる」「細かい問いを繰り返して自分の言いたいことをはっきりさせる」「自分の根本思想に忠実であること」など、言われてみれば確かにそうだが見落としていたところまで、文章を書く際の様々な方法論が書かれている。とてもすべては覚え切れないので、文章を書くときはこの本に首っ引きになりそうだ。

そうそう、と思ったのは「根本思想はごまかせない」ということ。「根本思想」というのは自分の言うことの背後にある自分の価値観・思いのこと。確かに底意地の悪い人の文章はやっぱり底意地が悪いし、優しい人の文章は優しい、というのは前々から感じていたので、とても共感できた。

ドキッとしたのは「お詫びの文章がテンプレート通りで心からのお詫びが伝わらないものになっていないか?」という事例と「思考停止ポイントの発見」。
お詫びの文章についてはいつもビジネス文書のテンプレ通りに書いてしまったので、相手の立場を想像したり自分の思いを書いたりしなくてはと思った。
思考停止ポイントについては、ジョジョラー仲間が「荒木先生がこう言っていたからこうだ」と言ったとき何とも言えずモヤッとしたのは、その人が他のジョジョラーの「荒木先生がこう言ったから正しい」という思考停止ポイントを巧みに利用しているように感じた(あるいは彼女自身もそこで思考停止していたのかもしれない)からかもしれない、とこの本を読んで気づいた。

入試にも就活にもビジネスにも使える文章術がつまった本書。おすすめです。

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