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友人の結婚と破局

Facebookを見ていると、高校の同級生の既婚率の高さに驚く。プロフィール画像はウェディングドレスの写真でいっぱい。赤ちゃんが産まれた人もいる。

サークルの仲間も年の近い親戚も既婚者だらけ。今時の若い人は結婚しないというのは嘘なんじゃないかと最近は疑っている。


その一方で、大好きな彼女に振られたと落ち込んでいる友人がいた。

こういうときどうやって慰めるのが正解なのか分からない。ただ、失恋したときの心理的な反応は大切な人を亡くしたときに似ているらしい。死生学の専門家、アルフォンス・デーケン氏の著書に、フランスのことわざで「別れは小さな死」というのがある、という話も書かれていた。それくらい辛くて当然ということだろう。

彼にはとにかく体に気をつけるよう伝えた。

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感想:『本の「使い方」』

『本の「使い方」』
 
「1行たりとも読み飛ばしてはいけない」と赤い文字で大きく書かれた帯を見て、怖いオジサンが書いた本なのかな、とちょっと尻込みしたが、読んでみたら「価値観の押し付けほどつまらないものはない」「好きな本、面白い本から読めばいい」とソフトな事も書かれていて安心した。

この本で印象に残ったのは、「古典を読んで分からないのは自分がアホだから」という一言。著者は一貫して古典を読むことを勧めている。(自分でビジネス書を書いているのに「ビジネス書は勧めない」と書いてあるのにちょっと突っ込みたくなった)古典は取っ付きにくくて敬遠していたが、上記の言葉で何くそと読む気になった。ただし、自分の興味のあるもので、ちょっと読んで面白かったもの(最初の5ページで面白いかどうか分かるらしい)を。

「日本人はもっと本を読んで自分の頭で考える力を養うべき」という著者の主張に感銘を受けた。

取りあえず『ロウソクの科学』(つまらなかった)、『老人と海』(結構面白かった)、ヘミングウェイの短編集(良さが分からなくて途中で投げ出した)、『種の起源』(読んでいる途中だがすごく面白い)を手に取ってみた。きっと私の力になってくれるだろう。

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感想:『読書は「アウトプット」が99%』

最近読書術の本を読み比べている。『読書は「アウトプット」が99%』を読んだ。

アウトプットを重視する点、スキマ時間の活用の大切さを説いている点(電車の中ではスマホ禁止、お酒とテレビも読書の大敵だそう。厳しいが確かにそうかもしれない)、前から順番に一字一句読まなくていいとしている点、ラインを引いたり書き込みをしたりすることを推奨している点は『読んだら忘れない読書術』に似ていると思った。『本の「使い方」』では1文字も読み飛ばさないよう書かれていたが、前に挙げた2冊がビジネス書や実用書を主な対象としているのと違ってこちらは小説なども対象だからだろうか。

また、古典を読むことの大切さを重視しているのは、『本の「使い方」』と似ているが、『使い方』ではいきなり難しい原典を読むことが推奨されているのに対し、『「アウトプット」が99%』ではやさしい解説書を先に読むよう書いてある。私は全く知識のないままレヴィ・ストロースを読もうとして挫折し、逆に『種の起源』は予備知識があったためすらすら読めた経験があるので、少なくとも私には後者の方が合っている気がする。ただ、解説書だけ読んで読んだ気になってしまうのは避けた方がいいのかもしれない。

今まで挙げたどの本でも、始めの方を読んでつまらなかった本は読む必要がないと書かれているのは共通している。つまらない本を、元をとろうとして無理矢理読んで、読書が嫌になったり本を買うのが億劫になったりした経験があるので、少し気が楽になった。

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感想:『男と女のワイン術』

積ん読になっていた『男と女のワイン術』を読んだ。

私は普段1000円台のワインをカルディなどで買ってきて飲んでいるので、村名がどうとか言われてもピンと来ないのだが、その上でこの本を読んで今後に生かせそうなことをまとめてみると:

・私が好んで飲んでいる(安いから)チリやカリフォルニアのワイン(ニューワールドというらしい)は、果実味が強いのが特徴。冷やして飲むとよい

・逆にヨーロッパのワインは余韻が長く続く。繊細な味わいの食材との相性よし

・白はマコン、赤はボルドーのメルローを基準に、酸味、果実味、辛口(白)、渋み(赤)の度合いを伝えてオーダーする

・白ワインには薄い色の、赤ワインには濃い色の料理を合わせる

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感想:『老人と海』

荒木飛呂彦の漫画術』で「表現はヘミングウェイに学べ」というくだりがあったので、そうかヘミングウェイを読めばいいのかヘミングウェイヘミングウェイ…と呪文のようにつぶやいていたらこのあまりに有名な小説のKindle版を見つけたので買って読んでみた。『読んだら忘れない読書術』でも尊敬する人と友達からのおすすめ本は当たりが多い、と書かれていたことだし。(後で読み返してみたら、ヘミングウェイの「殺し屋」という短編が、具体的な説明をきれいにそぎ落として台詞だけでキャラクターや世界観を表現していて、漫画の台詞を書く際のいいお手本になる、という話で、別にとにかくヘミングウェイを読めという話ではなかった)

Amazonのレビューを見ると、主人公の老いた漁師、サンチャゴはキリストのメタファーであるとか、敗北の美学を描く作品であるとか、深い考察をされている方がたくさんおられる。この本の読書感想文を書くとすればそういったことを書くのが正解なのだろうが、読書感想文の課題でバツをくらう覚悟で私が感じたことを書くと「とにかく海の描写の美しさに圧倒された」。

照りつけるカリブ海の太陽、刻一刻と表情を変える青く透き通った海、様々な海の生き物たち、そんな美しい海で繰り広げられる漁師と巨大なカジキの絶対に負けられない戦い。すべてが活字を読んでいるだけでありありと頭の中に浮かんでくる。今まで読んだ小説の中で最も海の描写が美しい作品ではないだろうか。

小笠原諸島に行ったとき、船から見たボニンブルーの海を思い出した。限りなく深く、恐ろしいまでに美しい。この小説を読んでいる間、ずっとあの時の海をのぞき込んでいる気分だった。

物語の終盤、サンチャゴはせっかく仕留めたカジキをサメに食べられてしまう。しかし彼はいみじくもこんなことを言っている。
「だが人間は、負けるように造られてはいない」「打ち砕かれることはあっても、負けることはないんだ」
これがこの物語のテーマかもしれないと私は思う。この台詞、いかにも荒木先生が好きそうだと思うのは私だけでしょうか?

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