まんざらでもない瞬間
管理人MAYAが無責任に日々のよしなしごとをつぶやくブログ。
感想:『老人と海』
『荒木飛呂彦の漫画術』で「表現はヘミングウェイに学べ」というくだりがあったので、そうかヘミングウェイを読めばいいのかヘミングウェイヘミングウェイ…と呪文のようにつぶやいていたらこのあまりに有名な小説のKindle版を見つけたので買って読んでみた。『読んだら忘れない読書術』でも尊敬する人と友達からのおすすめ本は当たりが多い、と書かれていたことだし。(後で読み返してみたら、ヘミングウェイの「殺し屋」という短編が、具体的な説明をきれいにそぎ落として台詞だけでキャラクターや世界観を表現していて、漫画の台詞を書く際のいいお手本になる、という話で、別にとにかくヘミングウェイを読めという話ではなかった)
Amazonのレビューを見ると、主人公の老いた漁師、サンチャゴはキリストのメタファーであるとか、敗北の美学を描く作品であるとか、深い考察をされている方がたくさんおられる。この本の読書感想文を書くとすればそういったことを書くのが正解なのだろうが、読書感想文の課題でバツをくらう覚悟で私が感じたことを書くと「とにかく海の描写の美しさに圧倒された」。
照りつけるカリブ海の太陽、刻一刻と表情を変える青く透き通った海、様々な海の生き物たち、そんな美しい海で繰り広げられる漁師と巨大なカジキの絶対に負けられない戦い。すべてが活字を読んでいるだけでありありと頭の中に浮かんでくる。今まで読んだ小説の中で最も海の描写が美しい作品ではないだろうか。
小笠原諸島に行ったとき、船から見たボニンブルーの海を思い出した。限りなく深く、恐ろしいまでに美しい。この小説を読んでいる間、ずっとあの時の海をのぞき込んでいる気分だった。
物語の終盤、サンチャゴはせっかく仕留めたカジキをサメに食べられてしまう。しかし彼はいみじくもこんなことを言っている。
「だが人間は、負けるように造られてはいない」「打ち砕かれることはあっても、負けることはないんだ」
これがこの物語のテーマかもしれないと私は思う。この台詞、いかにも荒木先生が好きそうだと思うのは私だけでしょうか?
Amazonのレビューを見ると、主人公の老いた漁師、サンチャゴはキリストのメタファーであるとか、敗北の美学を描く作品であるとか、深い考察をされている方がたくさんおられる。この本の読書感想文を書くとすればそういったことを書くのが正解なのだろうが、読書感想文の課題でバツをくらう覚悟で私が感じたことを書くと「とにかく海の描写の美しさに圧倒された」。
照りつけるカリブ海の太陽、刻一刻と表情を変える青く透き通った海、様々な海の生き物たち、そんな美しい海で繰り広げられる漁師と巨大なカジキの絶対に負けられない戦い。すべてが活字を読んでいるだけでありありと頭の中に浮かんでくる。今まで読んだ小説の中で最も海の描写が美しい作品ではないだろうか。
小笠原諸島に行ったとき、船から見たボニンブルーの海を思い出した。限りなく深く、恐ろしいまでに美しい。この小説を読んでいる間、ずっとあの時の海をのぞき込んでいる気分だった。
物語の終盤、サンチャゴはせっかく仕留めたカジキをサメに食べられてしまう。しかし彼はいみじくもこんなことを言っている。
「だが人間は、負けるように造られてはいない」「打ち砕かれることはあっても、負けることはないんだ」
これがこの物語のテーマかもしれないと私は思う。この台詞、いかにも荒木先生が好きそうだと思うのは私だけでしょうか?
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